自己紹介と、店名の由来と当店の理念

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自己紹介 -これまでのこと-

薬剤師として、10年以上の病院勤務時代、多くの患者さまにお会いし、薬の効果や副作用の確認をする度に、
結婚してからは夫の繰り返す湿疹や喘息症状、
子供を出産してからは、子どもの色々な不調との対峙の中で、実感したことがあります。

それは、(西洋)薬は病気を治したりしない、ということと

漫然とした薬の安易な使用は、副作用を起こす以外にも新たなほかの体調不良へ導くこと
薬を飲んでも効かない方がいらっしゃることといった、西洋薬の限界です。

医師は、自分以外の医師が処方した薬は、何もない限りそのまま引き継ぎ処方します。
なぜこの薬が処方されているのか?(不要なのではないか?)と新人時代、先輩に聞いたことがあります。
『じゃあ将来、薬が整理できる薬剤師になってくれ』と言われ、
今それをしなくていいんだ、と思ったこと、今でも覚えています。

それからある程度年数を積んで、処方箋を何千枚と見ても、ある程度経験を積んでも、
病気や薬のことを調べても、
目の前の患者さまの悩みを解決することは、その当時の私にはできないことでした。
医師ではないから、そういうこともあるよね、という風に思えなく、
そもそも目の前の患者さんに何を確認して良いのかわからない状態に困っていました。

違う視点、そもそも学んでいない何か足りない視点、が必要だと感じていた時、
お渡しした漢方薬でさえも『効いてない』と言われ、
その一言に背中を押され、漢方の世界へ飛び込み、今に至ります。

病棟薬剤師としての無力感が今、自信を持って漢方薬をおすすめできる立場にたてたことにつながっています。
今思えば、自分自身の思春期のニキビや、ウイルス性疣贅(足の裏にできたタコ)の時、
漢方薬にお世話になって、すっかり治っていました。

ご縁あって漢方を学べた先生の技は大きく、その方の元でなければ、
薬局を開ける自分にはなっていなかったと思います。
いつか自分のお店をと思っていましたが修行15年くらいを想定していました

薬局を開いてからも、一筋縄でいかないことももちろんありますが、そんなに効くのかと感嘆する日々です。
今は家族の日々のちょっとした不調にも、自分のよくわからなかった皮膚のかゆみにも、
そして何より病院に行ってもなかなか治らなかったという方に、
漢方薬がお役に立てたことをうかがえた時が、人生で一番といってもいいほどうれしい時です。

西洋薬は、緊急時はとくに必要です。
私も時と場合によってはお世話になることもあるかもしれませんが、
基本的には、漢方薬で元気に過ごしていきたいなと思っています。

 

店名の由来 -絶滅危惧種の動物-

初めてお会いした方からよく店名の由来を聞かれます。

絶滅危惧種に指定されている月ノ輪熊(ツキノワグマ)。

写真:月ノ輪熊。胸元にある月ノ輪が隠れています。
ツキノワグマは、人間が勝手に作った人里に下りてきてしまうと殺されてしまう運命。
この地球からなくなってしまったら、どのような影響があるかもわからない、
そのような理由で、ツキノワグマを保護する団体も存在するようです。

この、月ノ輪熊(ツキノワグマ)と、現代人からは選ばれることが少なくなっている漢方薬の存在が重なり
自然も、そこで採れる生薬、西洋医学よりはるか昔から途絶えることなく続いている漢方という智慧も、
後世に伝えていきたいと思い、自然との共存をテーマにしようと名付けました。

人間は自分も自然の一部だということを忘れてしまいがちですよね。
豊かで便利になった以上の対価を、今日の不自然な病気が肩代わりしているのかなとも感じています。

新月は出産が重なるなど、『月』の満ち欠けは自然界へ、わたしたちの身体へのつよく影響します。
『つ』という言霊には『伝える』『追求する』『つきつめる』など当店の理念を込めています。

 

店主について・・・

1979年生まれ。明治薬科大学(生薬学研究室)、同修士課程(臨床コース)卒業後は大学病院に7年、結婚を機に地域の産婦人科病院へうつり6年、
どっぷり病院に浸かっていたものの、思い至り漢方の道へ転向、真実を追究しようとする漢方(SCI方証医学)に出会い、
独立した今もその途中。傷寒論・金匱要略(漢方薬の聖書)を朴庵塾に通い読むこと2年。
現在は、漢方コラージュ 代官山・戸田先生(経方)に師事し、傷寒論・金匱要略のとらえ方に驚愕しつつ実践中。

2022年 漢方藥局 月ノ輪熊堂 開局
日本の漢方薬局はほぼ現代中医学に基づいているので、珍しい部類の漢方薬局になります

当店の食養について・・・
自身の妊娠中のつわりをきっかけに、美味しく食べられるものと、食べると気持ち悪くなるものの違い(質とマクロビオティックで言うところの陰陽での食べ方)に気づき、
子どもを持つことでさらに食事への意識が高まり、日常生活にゆるく食べ物の陰陽の考え方を取り入れています。
家族の不調だけではなく、今ではご来店いただく方の不調に、この視点が生きていると感じています。

これまでご縁あって学べたことや、当店に来てくださった方の(漢方薬が効いた/効かなかった)
様々な経験させていただいことを統合し、
徐々に唯一無二の形ができてきている、と感じているところです。

よく

『お一人でされているのですか?』

と聞かれますが、一人経営になります。

最近ではありがたいことに、当店で働きたいと申し出てくださる方も現れました。
自分の子どもには、やりたいことをしてもらいたい、そのため跡を継いでもらうという考えがありません。

そのため、薬局をもう少し成長させて、適正な漢方薬のご提供をより多くの方にお届けし、
後世に一緒に漢方薬を引き継いでいただける薬剤師の方を、今すぐには無理なのですが、数年後に見据え模索し始めました。

また

『漢方の資格みたいなものはあるんですか?』

とも聞かれるのですが、生薬漢方認定薬剤師の資格は1度取得しましたが、更新する必要性を感じず、資格は薬剤師のみです。
現在は、意識の勉強もはじめました。現代に足りない部分に、概ねトライしているように思います。

当店の漢方薬を飲んでみたい、漢方薬について(経方)、食について、今の医療について、
同じ志をお持ちの方がおられましたら、お気軽にお声がけください。